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 連日、暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。福岡市議会は、6月13日から22日まで定例会が開催されました。今議会における一般質問並びに我が会派がこれまで求め、今回成立した「福岡市障がいを理由とする差別をなくし障がいのある人もない人も共に生きるまちづくり条例」の概要をとりまとめましたので、ご一読賜りますようよろしくお願いいたします。今年度は4年間の最終年度となります。これまでも、そしてこれからも、安心・安全なまちづくりに向けて全力で行動してまいりますので、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

制定理由

すべての人が相互に人格と個性を尊重し合いながら共に生きる社会の実現に資するため、障がいを理由とする差別の解消の推進に関し、基本理念を定め、市の責務並びに事業者及び市民の役割を明らかにするとともに、施策の基本となる事項を定める必要があるため。

条例の基本的な考え方

障がいを理由として不当な差別的取扱いを行うことは重大な人権侵害であること
障がい者との交流を通じた相互理解を深めること
障がい者への合理的配慮の考え方を広く事業者や市民に啓発することが重要であること
差別をする側とされる側とに分けた対立構造とするのではなく、相互の立場を踏まえた建設的な対話を行うことが重要であり、それを踏まえた相談体制を構築すること
差別に関する紛争が発生してしまった場合に備えて、実効性のある紛争解決手段を構築すること

合理的配慮とは ・
 障がい者が日常生活等で受ける様々な制限の原因となるもの(社会的障壁)を除去するため、特定の障がい者に対して個別の状況に応じて講じられる措置のこと。(例)筆談、読み上げ、車いすの乗降介助など

規定の概要

責務・役割
市:障がいや障がい者等に対する理解の促進を図り、差別解消施策を実施
事業者:差別解消の取組みを積極的に行い、市の施策に協力するよう努める
市民:差別をなくし、共に生きる社会の構築に寄与するように努める

基本理念
・すべての障がい者が、基本的人権を享有する個人としてその尊厳を重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有すること
・何人も、障がいを理由とする差別により障がい者の権利・利益を侵害してはならないこと
合理的配慮を行うことが促進される必要があること等

不当な差別的取扱いの禁止と合理的配慮の提供
市及び事業者は、不当な差別的取扱いをしてはならない
市は、合理的配慮をしなければならない
事業者は、合理的配慮をするように努めなければならない

市の基本的な施策
・障がいや障がい者等の理解を深めるための啓発活動等の実施
・障がい者と障がい者でない者の交流の推進に必要な施策の実施
・差別の解消に関する施策を実施するための必要な財政上の措置

指導・紛争解決体制
・市による指導・助言等の実施
・附属機関の設置
《福岡市障がい者差別解消推進会議》
差別解消に関する施策の調査審議、市が指導・助言を行うべきか否かの意見等
《福岡市障がい者差別解消審査会》
市が勧告を行うべきか否かの意見

相談体制
「身近さ」と「専門性」が両立するような相談体制を整備
・障がい者本人だけではなく、家族や関係者、事業者の側からも相談が可能

※なお、附則で「3年後の条例の見直し規定」を明記し、社会における合理的配慮の浸透の状況等を踏まえ、規定の見直しを検討して行く予定

気になるポイント

Letter-Q-black-icon.png 事業者・市民の責務が何故「努めるものとする」となっているのか・・・
Letter-A-lg-icon.png 事業者による市の施策への協力と、市民による共生社会構築への寄与は、自発的な取組みが望まれることから、強制的な表現は避け「努めること」と規定
Letter-Q-black-icon.png 本条例を契機として、相談件数の増加や対応が困難な場合は・・・
Letter-A-lg-icon.png 「福岡市障がい者110番相談」体制の充実、困難な案件については、「差別解消推進会議」の意見を聞きながら解決に向けて対応

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 年々増加し続ける救急要請について、今後の人口増、高齢化に加え、手足のちょっとした傷や単なる酩酊等医療機関に搬送する必要がないような安易な救急要請が増加していることから、脳卒中や心臓疾患、事故による外傷等生命にかかわる重篤なケースの救急要請に支障をきたすことがないよう適切な救急利用について、さらなる取り組みを求めたもの。

本市の救急基礎データ抜粋

 平成19年  平成29年 伸率 
人口 142.7万人 156.7万人 10%増
救急出動件数 57,749 77,763 35%増
救急搬送者数 50,620
67,747
34%増
高齢者数
(搬送者のうち)
20,201 34,952 73%増
高齢者の占める割合
(搬送者のうち)
40%
52%
30%増
安易な救急要請 2,725 3,544 30%増
通報から現場到着まで 6分06秒
6分56秒
50秒 延伸
通報から病院到着まで 24分42秒 28分40秒 4分 延伸
救急隊数 25隊
29隊
16%増

二面_グラフ.jpg使ってみよう「やさしい日本語」から
平成30年6月1日現在 36,166人
(わずか5カ月で+900人)

 昨年12月定例会において、やさしい日本語について質問をした際に指摘した「やさしい日本語」ガイドラインが策定されました。
 やさしい日本語とは普通の日本語よりも簡単で、外国人にもわかりやすい日本語のことです。災害時の緊急情報や行政情報の発信はもちろん、普通のコミニケーションにおいても有効とされています。
※すべての言語に対応することは不可能

やさしい日本語の作り方

難しい言葉を避け、簡単な語彙を使う(例)
・「警戒する」→「気をつける」
・「今朝」→「今日の朝」
・「危険」→「危ない」
・「確認」→「よく見る」
・「亀裂が入ったりしている建物」→「地震でこわれた建物」
のように言い換えること

※簡単な語彙の目安:小学2、3年生の教科書で習得程度

朝倉ボランティア㈰.jpg

昨年7月5日の豪雨で大きな災害を受けた朝倉(杷木地区)におけるボランティア活動(5/26)に参加してきました。博多あんあんリーダー・美和台自治協によるボランティアチームは、西原村(熊本)と杷木地区における支援活動を継続的に実施されています。今回はお一人住まいの高齢者のご自宅から、土砂等を搬出する作業を行いました。